旧ブログ名「賃貸マンション経営はるかなる道」

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新樹の言葉 (新潮文庫)

2009 - 09/22 [Tue] - 18:25

新樹の言葉 (新潮文庫)新樹の言葉 (新潮文庫)
My読書メーター感想文より引用

美知子さんと結婚し甲府に新居を構えたS14年からS15年までに書かれた短編集。『新樹の言葉』中に、”「<前略>だから、苦しくても、こうして頑張って生きている。死ぬもんか。自愛。人間これを忘れてはいかん。結局、たよるものは、この気持ち一つだ。いまに、私だって、偉くなるさ。なんだ、こんな家の一つや二つ。立派に買い戻してみせる。しょげるな、しょげるな。自愛。これさえ忘れさえいなけれあ、大丈夫だ。」言いながらやりきれなくなった。”再出発へと格闘する太宰さん、これは嘘じゃない本当の気持ちだよね。
読了日:08月15日 著者:太宰 治



 天才的な太宰文学が花開く、やっぱし女性(奥さん)の力というのは偉大だと思う。この中期の太宰作品は時には希望に満ち溢れるものがある。兵隊になれない戦時下の自分を役立てることは小説を書いて国民を元気付けることだった。それは、奥さんの力添えと支えがあったからこそだと思う。

 戦争という時代の中で死を覚悟して生きる人間(国民)に太宰は自分の居場所を見つけたということだろうか。はやく自分も自立への道を確立したいものだ。

 などと思いながら、webページを一生懸命作り続けている。我が支えになるものは・・・・・。

愛人

2009 - 09/20 [Sun] - 18:25

愛人(ラマン) (河出文庫)愛人(ラマン) (河出文庫)
My読書メーター感想文より引用

文脈が今の自分に合わない、さらにお話が難しくて(つまらなくて)途中で挫折。流し読みの読了です・・・。
読了日:08月08日 著者:マルグリット デュラス



 ぃえね、別に愛人を作ろうなんてことじゃないのです。まぁ、いま太宰治にはまっていて、彼の生き方、そう、心中、愛人、遺書には「君を一番愛していたよ」なんて、どういうこと、太宰にとって愛人って何でしょう。なんて考えはじめてしまって、ま、「失楽園」から読んで見たんです。

 ぇ~、結局、太宰さんの女性に関する考え方はよく分かりません。この辺でやめておきましょう。

心映えの記

2009 - 09/17 [Thu] - 17:39

心映えの記 (中公文庫)心映えの記 (中公文庫)読書メータの自分の感想文から引用

 母と娘の生活が淡々と綴られている。太宰さんの死はショックだったようだけれど自分の身の上に起こりうる運命を素直に受け入れ、炊事婦や寮母をしながら娘を育てた母、静子。『斜陽』や『斜陽日記』の娘が母となってその娘さんがまた母を見つめている。母の凛とした生き方に威圧されました。病室で書いた詩「あなたは、 はじめてはいた赤いゴム長で 一だん二だん三だんと 八幡宮の石段をのぼりきった 「ママといっしょ」に <略>」にジワっときました。”人生いろいろ ”だけれども、ある一つの充実した生き方を見たような気がしました。
読了日:08月05日 著者:太田 治子


 親が死んで、やがて自分も死んで、そして息子たちがまた家庭を築き、人生を生きていく。人の世の移り変わりは淡々と時が過ぎていく。と、ふと思う。

 どんなことになろうとも、凛として生きていたいものだ。これを継いで生きていく人間は誰だい?できる限り全力をあげて引き継いであげるよ。

阿修羅ガール

2009 - 09/14 [Mon] - 22:18

阿修羅ガール阿修羅ガール読書メーターより引用(少々汚い言葉があったので改編ス)

 つぅーか、なんでこの本買ったの。マジかよこんなのありえねーよ。アホだ。アホだ。アハハハハ。無意味無意味。無駄無駄無駄。ほんとマジ?「第16 回 三島由紀夫賞受賞」の帯にひかれてんじゃねーっつうの。はあっ?ありえなくないだろ。超マジで――――。(汗)

 これは、日本語ですか?パソコンで漢字変換がうまく出来ないです。中盤から普通のお話言葉の文章になるけれど、このては苦手。本書はなにやら、阿修羅像と結びつけて人間の裏とか、本当の姿とか、を説く?・・・・太宰文学の足元にも及ばぬ愚文。

 それにしてもこの乱れた言葉使い、マジ、現実? 読了日:08月01日 著者:舞城 王太郎


 うちの息子たちがこんな喋り方じゃなくて良かったよ。きれいな日本語を使っていきたいものだけれども・・・・。

2009年8月読んだ本

2009 - 09/08 [Tue] - 10:34

2009年8月の読書8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2997ページ

 8月は仕事の関係で本を読んでいる時間が減って「10冊」であった。でも、3日に1冊というペースというのも不思議な感じ。

 なにしろ、この不況でワークシェアリング花盛り?なご時世であるが、我が勤め先のように人が少なくなっても仕事の量が少なくなるどころか多くなっている。というのは、どういうことだろう。

 『蟹工船』のように低賃金で働き尽くめ・・・・かたや、仕事がないとかいってもボーナスはもらっている。こういう二極化がしっかり出来上がっているのではないだろうか。

読書本棚2009-09-06 などと考えながら、平日は勤務中のわずかな休み時間に読書、お風呂で少々読書、寝る前のわずかな時間に読書、という感じで読み進めたのでありました。

 ぇ、なぜそんなに読書をするかって。それは、そこに夢をかなえられるものがあると分かったから。それを見つけ、掴み、自分のものにし、実現するためなのです。

 以下のものが今月読んだ本、感想は小分けにして日記につけることにしよう。



■阿修羅ガール
読了日:08月01日 著者:舞城 王太郎

■心映えの記 (中公文庫)
読了日:08月05日 著者:太田 治子

■愛人(ラマン) (河出文庫)
読了日:08月08日 著者:マルグリット デュラス

■新樹の言葉 (新潮文庫)
読了日:08月15日 著者:太宰 治

■ろまん燈籠
読了日:08月20日 著者:太宰 治

■回想の太宰治 (講談社文芸文庫 つH 1) (講談社文芸文庫 つH 1)
読了日:08月20日 著者:津島 美知子

■お伽草紙 (新潮文庫)
読了日:08月24日 著者:太宰 治

■長野革命 愚民の声
読了日:08月25日 著者:小林 信康

■津軽通信 (新潮文庫)
読了日:08月29日 著者:太宰 治

■「どうにもならない時」は穴を掘れ―愛と目的を失った人の心理 (講談社ニューハードカバー)
読了日:08月30日 著者:加藤 諦三

お一人様一回限りの人生

2009 - 08/30 [Sun] - 08:58

本棚2009-08-027月に読んだ本の残りをここに全部掲載しておこう。(少々下書きはあるけれど 一冊づつ書き上げる元気が無いので・・・・。)

 読書メーターに書いた自分の感想文の引用文に、改行と少々肉付けを施したものである。



斜陽日記 (小学館文庫)斜陽日記 (小学館文庫)
太宰作品の『斜陽』のもとになった『斜陽日記』文学的にどうのこうのは別にして太宰のものより素直で読みやすい。苦しい勤労奉仕、恐怖の機銃掃射、そんな中での静子さんとお母さんの食事の風景や2人だけの楽しい生活が淡々と綴られている。

 静子さんの「あとがき」は突然いなくなった太宰への想いが綴られていた。そして、太田治子さんの母に寄せるエッセイ「母の糸巻き」が載っている。ありふれたことしか書くことできないけど・・、みんなすごい人生を送っているものだ。

 ここまで知ってしまったからには太田治子さんの著書『心映えの記』を読んでみたい。読了日:07月12日 著者:太田 静子


斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫)斜陽・パンドラの匣—太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫)
太田静子さんの『斜陽日記』を読んだので『斜陽』を再読したくなった。『斜陽日記』の最後にある太田治子「母の糸巻き」によれば、太宰さんは薄愛だった母、静子さんは幼き頃亡くした父、を想い求めていた。

 「和子は、相手の上原の人間としてのつまらなさを十分分かった上で、ひめごとを絶対的な愛へと高めていくことができた。彼女は聖母マリアの優しさをもって、上原の子を身ごもった<略>」互いに聖なるものを求めひかれあったと・・・・・。???

 やはり心理学者や哲学者じゃない自分はもうそろそろにしておいたほうがいいような気がする。読了日:07月13日 著者:太宰 治


一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))
いままで読んできた小説中に「ぅん?どこかで読んだような・・・」文体というか流れいうか口調というか、うまくいえないけれど、ふと感じることが多々ありました。本書を読んで、なんとなく分かってまいりました。「まねするのですね」

 そうしていると自分の中に今までなかった考えの自分が「あ。」と幽かな叫び声が・・・。小説にも賞味期限があるのですか、なんだか安心しました。本書ご推薦の著者の小説が紹介されていたので読んでみたいと思います。

 とりあえず、太宰治(今、はまってます)、武田泰淳、武田百合子、耕治人、片岡義男など。ぁ、高橋源一郎さんも。読了日:07月13日 著者:高橋 源一郎


晩年 (新潮文庫)晩年 (新潮文庫)
『彼は昔の彼ならず』が印象に残る。遺産で引き継いだ賃貸経営する若い大家さんで、あまり生きる覇気のない感じの青年と、同棲する女が入れ替わり立ち替わりして、道化に生きる?饒舌な木下青扇という小説家志望?の大家さん泣かせの店子。この似たもの同士?の二人、の語り合いが面白い。

 昔の大家業は管理会社など無いから全て直接交渉で、なにやらのどか。でも、口がうまくて、しっかりしていないと勤まらないだろう。 読了日:07月18日 著者:太宰 治


富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)富士には月見草—太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)
初期中期後期の代表的な作品の引用と共に読み進められる長部日出雄の太宰治解説は分かりやすくて私のような文学初心者にとってはありがたい。太宰文学や太宰さんの生き方が作品の中から読み取ることができるようになるので嬉しい。

 読み終わったものは「なるほど」と思いまた読みたくなるし、読んでないものは「ぜひ読まねば」などと、太宰ワールドを堪能する手助けとなる本でした。 読了日:07月19日 著者:太宰 治,長部 日出雄


朝の少女 (新潮文庫)朝の少女 (新潮文庫)
予備知識、落ちがあるらしい・・・。早起き大好き少女と、星好きな夜大好き弟、そして母と父。なにやら綺麗な海の島の無垢で純真な家族の物語。

 最後は、あ~かな、こ~かな、もしや!などと思いながら、時々ふと思う、太宰風の文体?淡々とお話が進む、海、波、島、岩、空、雲、風、花、木、陽、星、魂、和む挿画・・・。解説に「読者をほとんど奈落の底に突き落とすような衝撃を与えて終わる。」

 太宰さんも真青になるほどの重い結末のお話でした。著者の先祖を考えるとなんとなく納得。読了日:07月24日 著者:マイケル ドリス


きりぎりす (新潮文庫)きりぎりす (新潮文庫)
 『姨捨』は初代さんとの死への旅立ち、哀しく重い。

 でも病気と薬に明け暮れた前期の作品よりも、美知子さんと所帯を持った中期の短編は太宰文学を堪能させてもらえる。太宰さんのユーモアが随所にあって思わずこぼれる笑い、これがほんとの太宰さんなのかしら。

 『お洒落童子』はお洒落で伊達な太宰さん、コスプレ?笑い。『畜犬談』犬嫌いで怯えながらも犬に負けずと威厳を保とうと奮闘する太宰さんには大笑い。

 『佐渡』は船中で死んだふり、初めて見る佐渡の海や地で、おろおろ、なげやり風、そんな太宰さんに大笑い。『風の便り』は手紙での饒舌な応酬に舌を巻く。

 作品の多くに女性が登場する、女性を書いたら天下一の太宰文学と改めて思う。ユーモアある本当の太宰文学が花開いて行くのではないだろうか。読了日:07月25日 著者:太宰 治


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
 磯野家のマスオさんが、ある日宣言する。サラリーマン法人として独立する!この不況の世の中で分かってきたのは、会社はもちろん国でさえも守ってはくれないではないか!

 ・・・でも、やはりひとびとは自由な人生に背を向け、安定を求め会社に束縛されることを求めている。だが、著者はいう、自由は自分で掴むものではなかった勝手にやってくると。例えば突然のリストラ、そう、”自由”がやってきたのだ・・・。

 で、まず税金のお勉強しなさい。会計力を身につけなさい。「国家に依存するな。国家を道具として使え」・・・・はい、じっと我慢して努力して頑張っています。読了日:07月27日 著者:橘 玲


二十世紀旗手 (新潮文庫)二十世紀旗手 (新潮文庫)
 昭和10年(26歳)3月鎌倉で縊死失敗、4月盲腸炎で入院、鎮痛剤使用で中毒、11年薬中毒進行入院、10月武蔵野病院に入院、12年3月小山初代と心中未遂・・・、この時期の作品が7つ。

 『狂言の神』<鎌倉の縊死のお話・せつない。『虚構の春』<手紙のやりとり・分からない。『雌に就いて』<鎌倉入水自殺の女の話・ブルッ。『創世記』<意味不明難解読めない。『喝采』<わからない。『二十世紀旗手』<????。『HUMAN LOST』<入院中の様子・分からない。

なにやら太宰研究的には重要な短編らしいけど・・・分からない。読了日:07月31日 著者:太宰 治

読書メーター

 月刊「知致」の9月号の特集は「一書の恩徳、萬玉に勝る」

 「人間が犯す過ちをすべて経験するには人生は短すぎる」いろんな経験をして失敗もして、泣いたり、喜んだり、苦しんだりしたことを人生に生かして行けばいいのだけれど、たくさんありすぎて人生が短すぎる。

 そこで「読書」する。読書は犬猫や猿と違って人間だけが出来る特別な?才能だ。読書する事によって「人間学」の習得ができる。でも、ただ読むだけじゃ駄目だよね。よんで、それを活かして行かねば。

 「一日の学問、一書の恩読、一言の教訓の価値を知る人の言葉は重い。」

 「お一人様一回限りの人生」さようなら2009年8月。さぁ、選挙に行こう。

◆うつ病かな?と思ったときに読む本 (休もう)

2009 - 08/09 [Sun] - 15:18

うつ病かな?と思ったときに読む本 (小学館文庫)読書メータ自分の感想より引用

◆うつ病かな?と思ったときに読む本 (小学館文庫)
うちの夫婦はたまにこういう本を読んでいる。印象に残った本は薦めたり薦められたり。それは自分を知るため、そしてお互いを知るため。

 どの年代でもストレスはめまぐるしく変わり襲ってきますからね。「八分目がちょうど良い」「明日やればいい」「限界が来る前に」「理解してもらうなど思わずマイペース」「ストレスを自覚」「あって当たり前」「平均80点で最高」これは再発防止に心がけること。本書はとても分かりやすく優しくまとめてありました。読書も八分目にしておきましょう。
読了日:07月12日 著者:上島 国利


 今の世は、ストレス社会ってことは誰でも知っている、子どもでも知っている世の中だ。サラリーマンはもちろん、こういう賃貸物件などというものを持っていると、恐怖に怯え恐ろしく沈み込む時がある。

 以前の自分ならけっこう潰れてしまう。だけど、今は違う。意識、精神、情緒を、高める方法を知ったからだ。けっこう時間がかかっていると思う。

 一つに「ほんとうの読書」というものがあると気づいたからだ。読書ってただ読めばいいってものじゃないってことや、なんというか、そうだね・・・・・ぇ~っと、少々疲れてきました。

 今日の日記はこれで終わり。休もう。


◆回想の太宰治 (女性は・・・)

2009 - 08/07 [Fri] - 15:17

回想の太宰治 (講談社文芸文庫 つH 1)
読書メータ自分の感想より引用

◆回想の太宰治 (講談社文芸文庫 つH 1) (講談社文芸文庫 つH 1)
お坊ちゃん育ちで、わがまま、酒飲み亭主、お金に無頓着で酒代に消える、でいてケチ、文壇意外は口も聞けない小心者。美知子夫人は太宰の為、衣食住に奔走する。『饗応夫人』を思い出す。

 文学を書くことだけに生まれ生きる天才作家太宰治を世話して守ってやることが侘しくも愛しい・・・。旅行や疎開した津軽の様子、口述筆記や起稿の様子、「女生徒について」は面白い。

 なぜか心中や自殺などに関しての記述はいっさいない。小説家の私生活などを追い求めるのは愚行なことで、太宰ワールドを単に楽しめばよいかも知れない・・・ふと思う。読了日:07月11日 著者:津島 美知子


 太宰治の私小説は、いったいなにがどこまで真実なのか知りたかったのです。ワイドショー的なところがあるような気もして、少々気が引けるのだけれども、太宰さんの本当の姿を知りたいと思ったのです。

 そんなある日、『回想の太宰治』という著書があるのを知ったのでした。太宰治の奥さんである津島美知子さんが書いた本であるならば一読せねばなりません。(『回想太宰治』という本があるけれど、これと違うもの)

ボーリング36-2009-08-02mo この本の中の太宰さんは・・・・・・分かりません。結局、自分には分かりませんでした。そうですよ、そう、易々と真実など突き止められるわけないじゃないですか。

 なんというか、はっきりしたのは・・・・「女性はやっぱし強い」ということでした。(汗

◆定年ゴジラ

2009 - 08/05 [Wed] - 14:46

定年ゴジラ (講談社文庫)読書メータ自分の感想より引用

◆定年ゴジラ (講談社文庫)
我が家の周りにも散歩するお父さんが増えた気がする。手帳の予定はとりあえず散歩だけ・・・、一日が24時間もある・・・・。って、それぞれに歩んできた人生なれど、みんな同じなのは家族のために一生懸命働いてきた。

 男ってなにやらかわいそう。でも、定年で終わりじゃぁないこの先は余った時間を生きるわけではないのですね。という本でよかった。飽きることなく楽しく読み進めました。

 読書というものを知って良かった、いつ死ぬやもしれないけれど24時間読み続けても読みきれないほどの本が世にはありますから!定年を心待ちににしています。 読了日:07月04日 著者:重松 清


 定年は心待ちにしている。だって、働かなくてもいいんだから!

 でも、「働かねば生きていけれない。」という人もいる。確かにそのとおり、でも、自分は違う。はい、そうならないようにいまから準備している。夢を持っている。

 ぇ、働いていると思うよ。でも、好きな仕事をしていると思う。ぇ?いま?今の仕事は、つまらないよ。生活のためにイヤイヤしている――。ま、そうも言ってばかりいられないから、プラス方向に考えているけどね・・・・。
 
 数年前の自分だったら、定年まで勤め上げるのが目標で、コツコツ働き、老後はわずかながらの年金をもらい、寝たきりにならないように願い、そうなったら、素直に?子どもたちに面倒を見てもらうように夢見ていただろう。

本棚2009-08-02 でも、今は違う。タバコもやめたし、晩酌もやめた。そうだよ、丈夫な身体を作るためにね。もっとやるべきことがあると気が付いたんだ。クイズ番組を見ながらほろ酔い気分で夜を過ごすより、もっと、楽しいことを見つけたんだ。

 ぇ、なに。何を見つけたって。それは、この本棚の中にあったんだ。ま、まだまだ、霧に包まれているけど、見える、見える、自分には見えるんだ。

◆『斜陽』・『斜陽日記』

2009 - 07/31 [Fri] - 19:12

斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫) ◆斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫)

読書メーター自分の感想文より引用

「ひらりひらりと、まるで小さな翼のようにスプウンをあつかい、スウプを一滴もおこぼしになる事も無いし、吸う音もお皿の音も、ちっともお立てにならないのだ。」このお母様とのひしひしと迫る別れがとても切ない。

 別れ。バッハの「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」がちょうど流れていて涙腺緩む。

 かず子さんって、お望みの?赤ちゃんを授けた太田静子さんのこと?ふと思う・・。『パンドラの匣』は少年の女性への揺れ動く恋心が綴られ、ふと若きし思ひで。

 それと「かるみ」「献身」!戦後の「希望」を感じた。太宰さん逝かなくても・・・ 読了日:06月28日 著者:太宰 治


名も知らぬ花1004-2009-07-14 戦争そして戦後、徐々にお金が無くなっていく、ある華族の母と娘の物語。母は病気になってしまい、娘一人苦悩の生活の物語。

 想い出す、華やかな暮らし、楽しかったあの頃、あのお家、あのお部屋、あのお母様の笑顔、あのしぐさ・・・・。静かに息を引き取るお母様。

 このとき、バッハのCDを聞きながら読んでおりましたが、丁度この歌が聞こえた来たのでございます。聖書を読んでいた太宰さん、なにやら・・・不思議な感じがいたしました。



 この娘さんは、お母さんの死後、ある芸術家の子を産み一人生きていくことを誓う。


 太田静子さんは太宰さんに自分の日記を送り続けた。昭和16年9月に太宰家を訪れ、はじめて太宰と行き会う。昭和22年2月この斜陽の舞台となった家を太宰は訪ね一週間滞在し、この日記をもとに三月上旬までに『斜陽』の二章までを書き上げ、六月に完成する。

斜陽日記 (小学館文庫) そして11月、「治子」が誕生する。太田静子さんは、シングルマザーの道を歩み始める。戦後の時世のことだから、大変なことだったと思う。

 翌年、6月13日に山崎富栄と入水自殺。このあと太田静子さんは『斜陽日記』を出版する。この出版のいきさつは「あとがき」として書かれている。さらに、治子さんの手記もある。

 この本はブックオフ(ネット通販)で見つからず、amazonの古本に2冊あった。一つは200円、もう一つは2000円、自分は躊躇なく震えながら200円のほうのボタンをクリックした。後日、2000円の本は売れたのだろうか、もうそこには、なかった。

 それにしても、太宰さんといい、静子さんといい、なんという人生を送るのでしょう。そこには、美知子夫人や子もいるのです。さらに、富栄さんとな!?

 分からない、なんとも、わからない人間たちだ。

 『人間失格』・・・・太宰さん、いったいどうしたのですか?

人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社
売り上げランキング: 1115
おすすめ度の平均: 4.0
4 心の奥をえぐられるよう
4 陽光から逃れるように
4 こんな奴を世に出しちゃいかん、親のせいだよ。
5 後ろを振り返れば
5 気持ちのつよさ、ひたむきさ

◆グッド・バイ (新潮文庫)

2009 - 07/30 [Thu] - 15:01

グッド・バイ (新潮文庫)◆グッド・バイ (新潮文庫)

読書メーター自分の感想文より引用

 戦後の後期といわれている中の16作品が修められていた。『人間失格』みたいな衝撃的な嫌悪感がない。・・・少々あるのもあったけど、でも、太宰さん、面白い、凄い、絶望だけの太宰文学とは思い違いでした。どうもすみません。

 たずねびと、冬の花火、メリイクリスマス、饗応夫人、眉山、渡り鳥、が印象に残る。そしてなによりも『グッド・バイ』!太宰さん最高!・・・・でも、残念、無念です。あなたはこの作品を「未完のまま」逝ってしまわれたのですもの・・・。

 生きていればあったでありましょう第4期の太宰作品をどんどん書いてほしかった。 読了日:06月14日 著者:太宰 治



宴会 『饗応婦人』(きょうおうふじん)は、家に訪れる夫の訪問者のために、お酒やお摘みの接待にお掃除に、身を粉にして明けても暮れても、夜も昼も、何時も、何も言わずに奔走する。そのうち妹まで巻き込んでまで世話をする。怯えながら、何も言わずに・・・・。

バーベキュー夏祭り74-90-2009-07-25バーベキュー夏祭り86-90-2009-07-25 ここに来る客人は、まるで自分の家のように振る舞い、食べ放題、飲み放題、雑魚寝、そして帰る。なんにも感謝をしない。もちろん旦那は飲み続けているだけだ。なんにもしない。

  饗応に明け暮れる夫人なのだ。最後には身体まで壊してしまう。なんとも忙しいお話だった。(写真は一切関係ありませぬ)

名も知らぬ花1013-2009-07-14うちの妻はこんなに忙しくはないと思うけれど、けっこう、饗応している気がする。フルのパート努め、3人の子育て、弁当も作っているぞ、そしてマンションのお花係・・・・。

 もっと、大切にしないといけないかのかも・・・。

 眉山(びざん)は、トシちゃんという飲み屋の女中さんで、美しいのはほっそりとした三日月型の眉だけで、「ああ、わかった。川上眉山。」と知ったかぶりなことを言ってから、眉山というあだ名が付いてしまった。

 こっけいで、慌て者で、知ったかぶりで、お色気もない少女だったけれど、その裏には悲しい身の上があった・・・・。人間の表面的なものと真実はずいぶん違うということらしい。けっこう笑うけれども、最後はとても切なく悲しくやるせいない思いになる、太宰お得意のどんでん返し?というような短編。

富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫) この眉山のモデルは一緒に入水自殺した山崎富栄を知る人は?と察し、それまでの蔑視に替わり好意を抱くようになるという・・・。このことは、『富士には月見草』を読んで知ったのである。(山崎富栄とは一年前の春ごろに知り合っている。)

 グッドバイは、日頃は汚い格好をしているお友達だけれど、化粧して服を着替えると絶世の美女になるという女性と一緒に、「私の妻です」と言って別れるために、何人もの女性にお別れに会いに行くというお話だ。

 でも、完結しない。だって、太宰さんは逝ってしまいましたから・・・・。

◆文芸別冊太宰治 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

2009 - 07/28 [Tue] - 15:14

文芸別冊太宰治 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)◆文芸別冊太宰治 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

読書メーター自分の感想文より引用

 作家、エッセイスト、ライター、友人、知人など33人の方が小説の解説や感想、そして一読者が知りえない太宰さんの日常生活のお話も語ってくれる。

 『斜陽』や『走れメロス』などをまったく違う一面を説いてくれる。真面目で優しい太宰さんは戦争や偽善の人間社会に真実を求め、病と闘い苦しみながら小説を書き続けた。

 そして終戦の混乱の中で『斜陽』『人間失格』などを苦闘しながら全力で死ぬ思いで書き続けた。多くの女性が太宰さんあなたの真の姿にひかれたのですね。力尽きてしまったのですか。ちょと休もうと思ったのですか。読了日:06月30日 著者:


ある公園の風景 なにやら太宰さんというのは、駄目な自分ボロボロの自分を書いて書いて書きまくって、非難され罵倒され攻撃されるのを「やった!」なんて思っているかもしれない、いやいや、そんな軽くて単純なものではないだろう。

 戦争という時代、太宰さんは身体が弱くて兵隊さんになれなかったけれど、空襲など、死と隣り合わせの時代、お国のために死を覚悟する。しかし戦後、コロリと変わる考え方と大衆たち、人間とはいったい・・・・、そういうものを書いていたのであろうか。などと思ったり。

 もしかして、女好き、女ったらしなどではなく、女性の方から寄ってくるのか?いや、そんな単純なことじゃなくて、ほんとうの?人間らしく!真に自由に生きようとした?人間として生まれた来たこと自体が間違っていたことに共感する女性、そういう人が寄ってくる?そうして、共に死を選ぶ?

 いけない、いけない、いけません。!や?ばかりになってしまいます。考えすぎておかしくなりそうだ。そう、そうなんです、自分にはるべきことがいっぱいあるんですよ、太宰さん。太宰さんの生き方のことだけ考えているわけにはいかないんですよ。

夕方のマンション2009-07-14 こういうものを背負っていかねばいけないし、他の副収入の計画をいろいろ考えたり、整理したり、そうして実行していかねばならないのですよ・・・・。

 でも、太宰さんの文章は楽しいですね。こんなふうにスラスラスラスラでもないけれど、まぁ、こうやって文章を書くことができるのは、太宰文学を読書してきた影響があるやもしれませぬ。

 そんなわけで太宰さんの小説は全部読もうと思うのです。

◆人間失格ではない太宰治―爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

2009 - 07/27 [Mon] - 19:05

◆人間失格ではない太宰治―爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

人間失格ではない太宰治2009-07-14 『人間失格ではない太宰治―爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

 読書メーターの自分の感想文より引用

 太宰さんのことに付いて知りたくてこの本を買った。爆笑問題の太田氏推薦の11作品の他に映画化での主の俳優さんや坂口、太宰、織田3人の座談会も掲載。

 『お伽草紙』が大好き、中でも浦島さんはわくわく、笑い、読みました。戦時中に笑いで国民を応援する為に書いたものらしい。『雪の夜の話』はもの悲しく優しい気持ち。これらで太宰さんへの印象が大きく変わる。太宰小説157の冒頭と最後の一文が載っている表は面白くとても嬉しい。

 美智子夫人宛の遺書の写真。それを見、胸つまる、悲し、苦笑、ぁ~・・・ため息一つ、残念、そういう思ひ。 読了日:06月18日 著者:太宰 治


 このころ太宰治という小説家が不思議な人でまだまだ謎めいた人間だった。座談会の三人は小説の中に出てくる昼でも夜でも飲みながら文壇の話しに明け暮れる仲間のようだ。

梅・バーベキュー夏祭り71-2009-07-25 『お伽草紙』にはびっくりした。どうも太宰さんはユーモアがあってひょうきんな面もあったようなので、こういう楽しいおとぎ話も作れるんだなぁ。と感心したし、自殺願望の暗さがまったくない。ますますわからない太宰治なのであります。

 『賃貸お伽草紙』なんてのを書いてみたい・・・・などと、ふと思うなり。

◆失楽園〈下〉 <・・・ぁ~あ

2009 - 07/24 [Fri] - 15:09

失楽園〈下〉 (講談社文庫)◆失楽園〈下〉
読書メーターの自分の感想文より引用
 

「華麗で鮮烈で満ち足りた死。それは愛し合って死ぬ二人だけに許された至福の行為である。」これをまっとうできるのは無数の男女関係の中の「愛のエリート」だそうである。

 ぁ~あ、やっちゃった。なんだかんだ言って身勝手なだけの二人でしょう。

 太宰文学から少々寄り道しすぎてしまった感じ、この虚しさだけが残る読後感。太宰治のそれとはまったく異質な感じがする。
読了日:06月21日 著者:渡辺 淳一



 ぁ~あ、この本は駄作で時間の無駄だったということがわかって良しとしよう。賃貸をちゃんと解約したのかは不明であります。(書いてあるのか、調べるのもおっくうなので・・・)

◆失楽園〈上〉 (講談社文庫) <失笑

2009 - 07/23 [Thu] - 15:07

失楽園〈上〉 (講談社文庫) ◆失楽園〈上〉 (講談社文庫)

読書メーター自分の感想文より引用

 男は言う、性はまさしく文化、性ほど階級がなく民主的なものはない。女との恋を喜びそして切なさ、時に息苦しくも、愛の表現、快楽の共有、二人でつくり出すのは愛の文化である。

 論理ではなく理屈でも知性でもなく、躰の奥底の本能に目覚め暴れ出し火のついてしまった女は、男との情事を重ねていく。「阿部定事件」を語りつつ昼も夜もない悦楽の時を過ごし戯れ不安の中で愛しあう二人。

 などと書いてみたけれど左遷されても額面二千万円所得好色おじ様と欲求不満奥様の不倫物語でございます。宴の後に訪れる修羅場の下巻は・・・。
読了日:06月19日 著者:渡辺 淳一


 太宰治が心中したり妻がいるのに子供を作ったり、愛読者の多い小説家の行いが不思議でならず太宰小説の没頭していた時、ふとこの本が目にとまる。

 BOOKOFFで105円。上下合わせて豪華?単行本で205円。これは、映画版をテレビで見たことがある。不倫映画で最後は死んでしまうという記憶が残っていた。

 ちょと、読んでみるかと思った。行間も広く、字数も少ないので、軽く読めると思った。内容的には、軽いただの不倫小説だった。

 二人が逢い引きする賃貸を渋谷に借りる。そこは、駅から歩いて10分の1LDKで、家賃は15万円である。これは、ネットで調べる気もないから、高いか安いかわからない。

 主人公はいう「便利なところでいささか高いが、ホテルに行くことから考えれば安いともいえる。」と。こうい入居者は突然退去するやもしれないし、流血事件?にもなる恐れもあるし、この賃貸のオーナーにとっては少々迷惑な二人なのでした。

 下巻でちゃんと解約手続きするかなぁ。なにしろ、二人で作り出す愛の文化などと仰って、世間の人とかけ離れてしまっていますから・・・。

◆限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

2009 - 07/21 [Tue] - 15:03

限りなく透明に近いブルー ◆限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

読書メーターより自分の感想文を引用
 

けっこう耳にするけど読んでなかった小説。ぅわ~、こんな小説だったの!

 薬、乱交、暴力、虚脱感漂うばかりの生活、生死を迷走する。自分にとっては、はるかに遠~~~い、かなたの世界なれども、チョとより道し、そういう窓を開ければすぐにでも現実になるやもしれぬ人の世。

 この現実から抜け出そうとする必死なエネルギーがあるような・・。それに比べ今の世は、無情、無感動、不気味に静かな怨念渦巻く怖い世となった・・・限りなく透明に近い透明?!?などと、思いながら入浴読書で読了。
読了日:06月16日 著者:村上 龍


名も知らぬ花2009-07-06 再読はしないと思う。偽善的な言い方なれど、こんなショッキングで強烈な世界を見せつけられなくとも、人の生きるべき道は見つけられるし教えてもらえるはずだと思う。

 花を一本植えることだけでも、人によっては大変なこと、考えられないことで、花咲かすことなど別世界の物事なのかもしれない。

◆ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

2009 - 07/17 [Fri] - 14:59

◆ヴィヨンの妻 (新潮文庫)
ヴィヨンの妻 (新潮文庫) 飲んだくれの亭主を追っかけて、やって来たのは酒代をことごとく踏み倒されている飲み屋の夫婦、それを、冷静に?受け止める妻。

 そして、飲み屋で働きはじめていつの間にやら人気者。亭主と比べもにならないくらい器が大きい。情けないのは女たらしで酒に溺れる亭主。ここでも、太宰治という人間に不審を持ってしまうのである。

読書後の感想を読書メーターより引用

 虚構の世界に生きる変な人たちですね、嫌いです。

 でも話の展開の面白さ巧みな表現に引き込まれてしまいます。あとがきに、「これらの作品は「私小説」とも違うが太宰は虚構の名人である。空想力の実に豊かな作家である。作品はすべて告白の断片にちがいない。だが事実を事実と描いたものはおそらくただの一行もあるまい」とな??

 家庭の呪縛、義の愛、罪悪感、肉体の衰弱、作家であることを既に罪とした!?万人を愉しませようと欲しつつ、自らを殺す???太宰さん、一読者があなたの真実の人生などを追い求めてはいけないのでしょうか・・・・。


 本当の太宰治とはいったいどんな人物なのだろう。

 読了日:06月13日 著者:太宰 治

夏椿角度いろいろ16-2009-07-04 このように生きているのが本当の人間の姿なのか・・・・人のため世のための賃貸経営なんて・・・・偽善の道を歩み虚構の世界を作り上げようとしているのだろうか。

 こんなことを考えていてないけない。太宰治に、はまりすぎなのだろうか。などと思いを巡らす日々が続いていた。

◆走れメロス (新潮文庫) <ただ走るだけじゃなかった

2009 - 07/15 [Wed] - 14:56

走れメロス (新潮文庫) ◆走れメロス (新潮文庫)
読書メーターの自分の感想文より引用

 メロスの暴君を許さない正義感、妹の幸せを祈る心遣いと優しい気持ち、友を信じる心、約束を果たすため諦めず努力する忍耐強さ、走れ、走れ、走れ、走れ、走れ、メロス!

 妹にいった「おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ」と、太宰さんの一番最初に読んだ小説は『人間失格』・・。あなたの書いた『走れメロス』が偽善なものに見えてしまいます。

 なぜあなたはメロスのように走って、走って、走って、走って、走って、走って、走って、走って、走って、走って、走り抜けなかったのでしょう。なぜ自ら逝ってしまうのでしょう。・・・あなたの小説をもっと読んでみます。 読了日:06月11日 著者:太宰 治


走れメロス(声にだすことばえほん)走れメロス・おしゃれ童子 (集英社文庫)走れメロス―Run,Melos! and other stories 【講談社英語文庫】[オーディオブックCD] 走れメロス走れメロス (偕成社文庫)走れメロス (やさしい英語を聴いて読むIBCオーディオブックス)走れメロス (お風呂で読む文庫 28)走れメロス (SDP Bunko)ケータイ名作文学・走れメロス (ケータイ名作文学) (ケータイ名作文学)走れメロス (デカ文字文庫)走れメロス (新潮CD)走れメロス (講談社 青い鳥文庫)

走れメロス (ポプラ社文庫―日本の名作文庫) 自分だって、未来に向かって、約束を守るように(なるべく・・・)はしれ、走れ、走ろう・・・・なんて、高揚してくる気がするぞ。自己啓発本や成功本を読んだ時のように・・・・。

 『走れメロス』は、CD版、英語版(教育用もある)、子ども向け版、女性向け版?、携帯向け版、デカ文字版、お風呂向け版まである。ここに掲載したのは、ほんの一部だ。まだまだある。何やら見ていてい楽しい。

 これだけみんなに読まれている小説を書いたのに、太宰さんの私生活がわからない、わからない、ほんとわからない、あなたはいったい何なんなのですか。

 成功本や自己啓発本を「真っ向否定」する生き方を本当にしているのですか?ますます、太宰治にはまっていくのでした。

 走れメロスはこんな解釈もある『人間失格ではない太宰治―爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)』の<新潮文庫17冊をイッキ読み 中島京子>より引用 

「<略>妹のウエディングドレスを買いに街に出たのに、「王様は悪いヤツ」って聞いたら「殺す!」と逆上、刺しに行ったと思ったら、すぐ捕まっちゃうし、「妹の結婚式に出たいから村に帰して」なんてびっくりするようなことを言うし、「身代わりに友達置いていく」って迷惑な条件出して、「ともが殺されてはならぬ」って、すごい勢いで走る。もう少し、ものごとに計画性を持てないかね。だけど南田でだか今回は泣いたよ。<略>」

という解釈も面白いね。

 文芸別冊太宰治 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) かと思えば、暴君デイオニスにメロスは約束をしてそれを守った。つまり、<言葉>と<現実>を一致させた。そして、暴君はよく約束を守ったと誉め、仲間に入れてくれという。そのことに喝采を送った「群衆」は、メロスやセリヌンテイウスではない。暴君デイオニスに送ったのだ。

 そして、"正義の勝利"が確認されてもなおデイオニスは「王様」であり続ける。ぇ~、つまりメロスが書かれたのは1940年で、つまり戦争中で、ようするに暴君というのは「ヒットラー」!みたいなふうに考えられるというわけ。

 以上、文芸別冊太宰治 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)松本和也という日本文学研究者なる方の「走れメロスの読み直し 群衆・シラクス・暴君デイオニス」に、このやうなことが書いてあった。

父の日母の日プレゼント なるほど、太宰さんは反戦運動のようなものをしていて特攻警察に追われ住まいを点々とした時期があったから、走って、走って、逃げ回っていたのやもしれない。(『走れメロス』は結婚して安定していた?ころの昭和15年に執筆している)

 『走れメロス』は単なる友情物語だけではなくて、戦時中という背景が深く関わっている物語らしいのであります。

 太宰文学は、ただ走っているだけじゃなかったんだ・・・・。

 ぇ、この写真は、次男が(母の日と父の誕生日)送ってくれたものを激写。なんとなく掲載。






◆新ハムレット (新潮文庫) <饒舌(じょうぜつ)

2009 - 07/13 [Mon] - 14:53

新ハムレット (新潮文庫)
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 19683
おすすめ度の平均: 4.5
5 待つ
5 良作揃い
4 私はこれで太宰に迷い込みました
4 これが太宰


◆新ハムレット (新潮文庫)

 なにやら太宰治が『新ハムレット』なるものを書いたという事を知り、早速読んでみた。 『ハムレット』と少々話が違けれど同じ名前の登場人物の誰も彼もがお話し上手。饒舌というのはこういうことをいうのだろうか。これが太宰文学なのか。

 やはりそうか、と思えば、ぇ、そういうこと、と思うと、ぁあ、まさか、なんて思っていると、やっぱし違うのか・・・・嫉妬、疑惑、不信、葛藤、悲しみ、エゴ、不安、めまぐるしく展開していく。真実などない事実だけなのか。

 しどろもどろにしか返事というか反論ができない私には宇宙の塵の数ほどに持ち得ないものなのだ。ふと思う、所々の文言に垣間見える『人間失格』への道。
読了日:06月09日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101006121

1000円ゴールデンウイーク 010 それにしても、ほんとに、登場人物の饒舌さは凄い。ふと、不動産関係だけでもないんだけど、いわゆる「饒舌な営業マン」たちを思い浮かべた。こてんぱんに誘導され、洗脳されてしまう、一般人たち、もちろん自分だってそうさ。

 ペラペラペラペラよく喋られますね!うまい口車に乗らないようにしなければなりません。

 ぇ、写真。特に関係ありませんが、なにか、口達者な「カエル」さんのようです。

◆ハムレット (岩波文庫) <負けない会話術

2009 - 07/11 [Sat] - 14:51

ハムレット (岩波文庫)
シェイクスピア SHAKESPEARE
岩波書店
売り上げランキング: 117558
おすすめ度の平均: 4.5
3 年配者向け『ハムレット』
5 注釈がページ下部についていて便利
5 オフィーリアに捧ぐ
5 読まなければ解らない奥の深さ
5 "Readiness is all"

 ◆ハムレット (岩波文庫)

誰でも?知っている『ハムレット』「シェイクスピア」でも、読んだことない。もちろん自分も。400年もの間世界中で?読みつづけられた劇曲。あとがきによれば「イギリス文学史上、後にも先にもない大傑作」だという。

302-2009-07-05mo.jpg
 台本のような?小説で最初は戸惑ったけれど、劇場の風景を思い浮かべながら読んだ。慣れると、なかなか分かりやすいんじゃないの。

 でも、ぅ~ん・・・・、面白くない。文学の扉を少し開けたばかりの私にとっては憂鬱な男のありふれた復讐劇としか・・・。

 文学的技法についてはよく分かりません。演劇を見るとか、も一度じっくり再読すれば大傑作が分かるかもしれない・・・。でも、なんだか一人一人の登場人物がとてもお話達者でああ言えばこう言って、なにせ口論では負けませんね。その辺が凄いのかなぁ。

読了日:06月06日 著者:シェイクスピア,SHAKESPEARE
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003220498

◆趣味は読書

2009 - 07/09 [Thu] - 14:48

趣味は読書。 (ちくま文庫)
 ◆趣味は読書。

 読書する人は少数民族そして「読書人=多民族説」と説く。偏食型(経済、宗教本等専門)、読書原理主義者(何でも読め、読書運動)、過食型(論評好き、読書依存症)、本題のベストセラー本を読むのは「善良な読者(趣味は読書)」で、出版界を支えているという。

 この本は「善良な読者」の中のどんな人が読むのか?何をこの本に求めたのか?この本はどんな感じでお切りになりますか?などなどワクワクしながら読み進んだ。

 読書代行業と読書探偵業なる著者の楽しい読者分析そして小気味よい。
  ・「人生訓」
  ・「賤し本」
  ・「タレント告白本」
  ・「実用書」
  ・「大人の本」
  ・「明るい、無害本」

 などなどをメッタ切り、でも書評の内容は不思議に気持ちよい。
読了日:06月03日 著者:斎藤 美奈子 読書メーターより改編

2009-06-20-21815-深谷市長男次男三男一泊旅行賃貸公園紫陽花雨ホテル 賃貸事業をするにあたって「成功本」は「自己啓発本」ばかり読んでいた。それは、直に問いかけてくれるし答えも出してくれるような気がするし、モチベーションが上がるからだ。

 だから、文学などいうものは、まったく興味がなかったけれども「成功本」や「自己啓発本」の大元は文学から来ているのではあるまいか・・・などと思っている今日この頃なのであります。

◆6月の読書のまとめ

2009 - 07/07 [Tue] - 19:39

2009年6月の読書メーター 2009年6月の読書は、

2009年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3992ページ

今月はなんといっても、「太宰治」でした。

はまってしまっています。



人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社
売り上げランキング: 10497
おすすめ度の平均: 4.0
4 心の奥をえぐられるよう
4 陽光から逃れるように
4 こんな奴を世に出しちゃいかん、親のせいだよ。
5 後ろを振り返れば
5 気持ちのつよさ、ひたむきさ

人間失格2009-07-07
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 414
おすすめ度の平均: 4.5
5 人間の存在そのものへの恐怖
4 とても重いです
5 反面教師として涙。
5 never say never....
4 カルモチンとヘノモチン

太宰さんの生誕100年とか、亡くなって60年とか、6月19日が誕生日だったとか、ぜんぜん知りませんでした。なにかのきっかけでおもしろそうだと思ってBOOkOFFで105円で買った『人間失格』で太宰治を初めて読んだのであります。

 なんという衝撃!

 その時の感想を読書メーターより引用 

 太宰さんあなたは守るべきものが何もなかったのですね。そうでしょうとも、子供の頃から親の愛もなく人の偽善行為ばかり目にしていたのですからね。道化者に徹したあなたの助けなったのはそのジャニーズ系のお顔でしたのですね。徹底した自己否定と偽善、酒、女、薬、自殺未遂、内縁の妻が犯されている”のを見て救いようともせず「二匹の動物がいました」とは・・・犬猫の行為にしたのはゆるせません。まさに「人間失格」ですね。でもあなたは正義と勇気を子供たちに与える『走れメロス』を書いた「人間」ですよね。こんな人であるわけがありません


紫陽花6-2009-07-07 そう、怒っている、そして、混乱した。

 太宰さんは自殺未遂を数回繰り返し最後も自殺で逝く。それも女性と、妻子を残して・・・・。どういう人?この人間は・・・・。ぇ、自殺4回!?とな・・・・・入水心中!?縊死!カルモチン自殺・・・・・???????

 『走れメロス』とのギャップがありすぎる。どういうことだ。こんな太宰が走れメロスをどう書いたと言うんだ。不思議だ。メロス、メロスをなんとしても読まねば、読まねばならない。

 しかし、冷静に考えると・・・・・、自分の生き方だって、真っ当な生き方でもない。この小説の中に自分がいる。そう、そうなんだ、そう感じるとことがいっぱいある。いっぱいあるけど、このように何もかも告白しません。そうです、道化です。偽善です。嘘でいっぱいで生きています・・・・。

 この紫陽花のようにさわやかな色なんかじゃぁない。この賃貸ブログだって隠し事がたくさんある。都合の良いことばかり書い・・・・・。第一の手記の冒頭、「恥の多い生涯を送ってきました。」ぅ~む・・・・。考えれば考えるほど太宰さんの真の姿を知りたくなるのでした。

少年少女世界文学全集〈第7巻〉ロビンソン・クルーソー―国際版 (1977年)

2009 - 06/30 [Tue] - 09:35

ロビンソンクルーソー小学館2-2009-06-26 ◆少年少女世界文学全集〈第7巻〉ロビンソン・クルーソー―国際版 (1977年)

 BOOKOFFで28×22cmの豪華カバー本(ケース付き)。濃い青の表紙に金の絵模様がとても豪華だ。
300円!即買い!

 子供向けの絵本であり内容は部分的にカットされていたけれども、クルーソーの努力、労力、工夫、生き生きとした自力生活を築き上げていく過程はワクワクして楽しい。

 自然の営みや自分の運命を神に感謝する場面や気持ちも伝えてくれる。後半の戦闘シーンのドキドキハラハラ感もよく伝わってくる。

 なによりも本書の一番の魅力はサーニの的を得た綺麗で大きな挿絵が素晴らしい!クルーソーがたくましく変化していく様子が見える。映画を見ているかのように読み進められる。

 いつの日か孫にでも読み聞かせてあげたい本。  読了日:05月30日 著者:ダニエル・デフォー,今西 祐行

『ロビンソン・クルーソー 』は自己啓発・成功本だった!

2009 - 06/29 [Mon] - 18:33

ロビンソン・クルーソー (集英社文庫)大人のための世界の名著 必読書50  ◆ロビンソン・クルーソー (集英社文庫)

 子供の頃誰でも読んだ記憶がある本書。世界中で約300年間読み続けられている小説である。『大人のための世界の名著 必読書50』のなかに「社会を知る」ための必読書として紹介されていたので、BOOKOFFで購入。

 クルーソーは放浪癖があるのだろうか、しかも船乗りになるなどの目的もなく、なにも考えなずに船に乗り込んで、遭難したり、奴隷に売られてしまったり、なにやら不良?青年?

 でも、けっこう働くようになって農園を経営するまでになって、しかも頭の回転がよいせいか、けっこう資産も増えていって、このまま行けば大農場主なんてことになって無一文から大成功の人生などの成功本ができるようなところまで行くんだけど・・・

 ぁ~あ、放浪癖っていうのかな。ムラムラしちゃうんだろうね。また、船に乗ってしまうんだよね。ま、今回は奴隷を買い付けにいく旅なんだけども、当時はリスクが大きいから奴隷を自分で探しに行かなくてもいいんだよね。それをさ・・・・。

 そんなわけで、予定通り?遭難して無人島に一人流れ着くんだね。猛獣や人食い人種の恐怖と闘いながら、クルーソーは頭がいいんだね。それと、努力家だ。そしてなにより前向きだ。コツコツコツコツ隠し要塞を築き上げていくし、野生の羊を飼い慣らし牧場も作るし、わずかな種から麦を作りパンをも作るようになれる。十分、自給自足の生活ができるようになるんだね。

 そして、この世の万物や起こる出来事に感謝する気持ちが湧いてくるんだね。ここが、びっくり、無宗教だったクルーソーが『聖書』を読むようになり、そして、神に感謝する。まるで自己啓発本を読んでいるような・・・。

 「人間の生き方は昔も現代も変わることはない。子供でも大人でもそれぞれに解釈できる生き方が描かれている。何事も前向きに考えるクルーソーの生き方に、人生の指南書とさえ思ったのである。」と、あとがきに書かれていた。

 そして、ほんとうに出現する人食い族たち。そのときクルーソーがとった行動や決断は感謝の気持ちから来るものだった。そして、引き寄せの法則とでもいっておこうか、彼の進む道は幸せな人生へと導かれていくことになる。只の冒険サバイバル小説ではなく自己啓発・成功本だった。ダニエル デフォーさん、どうもありがとう。 読了日:05月29日 著者:ダニエル デフォー

雨の後ろ姿240  こうやって、パソコンに向かい、このような読後感想文をかいている我が身はとても幸せなことだろう。

 これからいろいろな出来事があるだろうが、ロビンソンクルーソーのように前向きにコツコツ努力していこうじゃないか。

 さすれば、いい決断ができ、よい道筋もできていくことだろう。

マインドマップ資格試験勉強法

2009 - 06/26 [Fri] - 23:29

マインドマップ資格試験勉強法 ◆マインドマップ資格試験勉強法

 とある資格試験受験対策のサイトを作成している関係で、マインドマップによる勉強法を考えていた。法令問題なんか、いいんじゃないのと・・・。

 したらばなんとまさしくそのとおりな本でありました。これはいける。さらに本書は、「不合格になるデメリット」「合格するメリット」「合格の先にある、さらに大きな目的」「合格のためにできること」「合格を遠ざける逃避行動」のマップを描き合格へのノウハウを教えてくれる。

 さらに、さらに、「ところが、なんだかやる気がでない・・・・やる気が出るのを待つ」状態に入っているときからの脱出方法も説いてくれる。ノウハウ収集家ではなくノウハウの実践へと導いていてくれる。これはいい、モチベーションをあげる方法もネタになるし、自分もやる気満々になる。

 自分も試験を受けたくなりました。マンション管理士とか宅建とか受験しちゃう!?この勢いで勉強はじめたら、合格!!!

 でもね、現在、目一杯の予定だからね。なにかを一つか二つやめないと試験勉強はできない。例えば、この日記(ブログ)を書くのをやめるとかさ・・・・・。

変身 (新潮文庫)

2009 - 06/25 [Thu] - 23:32

変身 (新潮文庫)◆変身 (新潮文庫)

 「変身」?不思議な物語。

 朝起きたら、なんだかイモムシみたいな虫になっていたというお話なんだけど・・・。妙にリアルで気持ち悪いんだね。自分の身体がブヨブヨふにゃふにゃノイモムシになっているようなおぞましい感覚にもなる。

 イモムシになった主人公は、変身した自分をすんなり?受け入れ、サラリーマンなので遅刻すると首になっちゃうみたいな心配からはじまる。

 ときたまイモムシもいいもんだ見たいな呑気なところもある。なんというか諦め人生ということろ、どうにでもなれみたいなところとか、無力感もあるし、でも、人間の言葉も喋れないけれどなんとか助けてくれと訴えたり・・・。

 家族は他に3人いるけれど、父親はそんな姿の息子を隠しとうそうとするし、母親は恐怖に怯えてオロオロするばかり、唯一妹が面倒を見てくれる感じであったが、そのうち邪魔者扱いでなにやら意地悪な女に変身?してしまう。

空室渦巻き 一家はそのうち財政難となり、なんと賃貸をはじめるんだよね。個室にそれぞれお風呂やトイレを付けたわけじゃない、まぁ、下宿みたいなもんだ。すぐ3人入居して満室?状態となる。

 でも、イモムシが邪魔なんだね。でも、世話をしなきゃいけないし、一家で隠そうと努力するんだね。だって、巨大な虫なんかが同居してたら退去してしまうものね。でも、まぁ、けっきょく、ばれるんだけど・・・・ネタ晴れになるのでこの辺にしておきましょう。 読了日:05月24日 著者:カフカ

 カフカは『橋』という短編で知った。その時の日記(2009年3月15日)

 この『変身』は、百年近く読み続けられている小説でカフカ文学などといわれているらしいけど、自己啓発本と違い夢や希望や生きる道は見いだせない。でも、嫌いじゃないし、暗く、陰湿な読後感もない、そう、不思議な不思議なカフカ文学。

わたしの生涯 (角川文庫) その連続

2009 - 06/24 [Wed] - 23:59

わたしの生涯 (角川文庫) ◆わたしの生涯 (角川文庫)

 病気で目と耳を奪われたのは生後19ヶ月、サリバン先生が来たのは7歳になる3ヶ月前だった。先生の指で「ものには名前がある」ことを知る、読み方、数という概念を覚えていく。

 先生の支援で大学をも卒業する。フランス語、ドイツ語、ラテン語、ギリシャ語で書いた哲学、文学、経済の書を読む。

 この書の中のヘレン・ケラーさんは、まるで目が見え耳が聞こえるがごとく、花々や木々やそれを照らし出す光り、そして、風や周りの様子を書いています。

 こんなふうに、

「いまに続いて日当たりのよい、美しい、長い涼み廊下があって、そこには盆栽や、それから晩秋に付近の丘で採集してきたガマ、アキノキリンソウ、アザミなどの雑草がところ狭いまでに植えられた大きな装飾用の植木鉢がたくさんおいてありました。<以下略>」


 そこにはいつもヘレンと生涯をともにしたサリバン先生がいた。サリバン先生は結婚もしたようだけれども、一人の人間のために自分の生涯を捧げた。ありふれた言葉だけど・・・凄いことだと思う、おもわずため息が出る。

 ヘレンさんはいう「先生は、自分のような者のために、その一生を捧げきって死んで行かれた。それこそ完全な奉仕の生涯である。残された私こそ、その連続でなければならない」と・・・。ヘレンさんも生きている限り、完全な奉仕をすべての人に、つくし続けなければいけないということだろう。

 その連続は、いまでもこうして自分がこの本を読み、あなたとサリバン先生の物語を誰かに語り続けているのです。 読了日:05月20日 著者:ヘレン・ケラー,岩橋 武夫

 こうやって現実に起こる物事のすべてを受け入れて生きていくということ・・・・なのでしょう。いままさに厳しい現実、不況の荒波も受け入れ乗り越えていかねばなりません。

ラミーのすべて―デザインプロダクトとしての筆記具

2009 - 06/23 [Tue] - 09:26

ラミーのすべて―デザインプロダクトとしての筆記具 (シリーズ知・静・遊・具)
 ◆ラミーのすべて―デザインプロダクトとしての筆記具 (シリーズ知・静・遊・具)

 定額給付金でラミーサファリスケルトン万年筆L12を買ったついでにこの本も購入。ラミー製品や、ラミー本社見学の様子、ラミーマニア?の方々の紹介などが書かれている。

 ラミー工場は、ほとんど自動化されているが最後の筆記検査は人間が行う、まぁ、これはどこでも同じだろうけど、でも、外注に出さずに「作りたいのもを作る」という基本理念があって、ペンを作るための道具(機械)までも自社で作っているそうだ。

 社長は熱く語る。人間のための知的で抑制の効いたデザインと美しさという感性が、本社の至る所に見られる。写真が綺麗で工場の中の様子がよく分かる。ハイデルベルグの綺麗な街並みも紹介されている。ラミーマニアになりそうです。 読了日:05月14日 著者:「ラミーのすべて」製作プロジェクト

2009-06-19ラミー万年筆とほぼ日手帳 写真は「ほぼ日手帳」と「ラミー万年筆(スケルトン)」を激写。

 5月の14日と15日のページで、すべて万年筆で書いている。太くしたり細くしたり書くことができるのが万年筆の楽しいところ。右上の文字がにじんでいるのは、まぁ、ご愛敬といったところでしょう。(さっとページを閉じたりするとこうなる)

スケッチは3分 (光文社新書)カラースケッチも3分 (光文社新書)ラミー LAMY サファリ万年筆 スケルトンM 透明 L12
 ちょいスケッチでラミーを書いてある。メモ欄に空白ができたら適当な小物をスケッチしている。

 ラミーは失礼だけれど意外に使いやすい。プラスチックでも適度に重くバランスがよい。強く持ったり、軽く持ったり、その時の気分で思い通りに手になじんでくる。妙に不思議な万年筆だ。

 もう一本ラミー万年筆がほしい。今度はアルミ製のものがいいな。

潮騒 (新潮文庫)

2009 - 06/21 [Sun] - 07:00

潮騒 (新潮文庫) ◆潮騒 (新潮文庫)
 広大な海、海岸、漁村の様子、風、雲、空、さまざまな光り、いろいろな情景が目に浮かんでくる。新治と初江のドキドキする思いや誰でも経験する恋心が伝わってくる。ぉ~、これが三島文学なのか。

 男としての強さ、女の優しさ、互いの思いやりや信頼感、さりげなくも強く伝わってくる。新治さん初江さん無事結ばれることができてよかったですね。

 若いころ「山口百恵」と「三浦友和」の映画が話題をよんだ。でも、熱狂的な百恵ちゃんファンではなかったし、三島文学も興味なかったせいなのか見た記憶がない。

潮騒 [DVD] いまでもDVDになってレンタルにもあるようなのでこの小説をどんなふうに表現しているのか機会があったら見てみようと思う。

 なんといいましょうか、美人!というお顔でもなく、かわゆい!ということでもないけれども、百恵ちゃんはやっぱし底知れぬ魅力があると思います。生まれながらの☆の素質があったのですね。

読了日:05月08日 著者:三島 由紀夫



エントランス前インターロッキング花椿サツキ7-2009-05-30 新治さん初江さん、しばらくお二人で新婚気分を満喫したらいかがでしょう。そのやうな時はやはりコンパクトで、お家賃もお得なカップル向け1LDKタイプ賃貸マンションが新婚さんカップルにはおすすめでございます。

 やはりマンションは騒音遮断性に優れたRC(鉄筋コンクリート)マンションがよいでしょう。激しい振動にもびくともしませので、安心して――。ぇ~、地震耐性も優れておりますので初江様お一人で留守番されていても新治様は安心してお仕事に集中できます。

 さらに、当マンションは閑静な住宅街にありお邪魔な騒音もございません。そして、四季折々の花と緑に囲まれておりますので愛の語らいにも花を添えてくれることでしょう。お待ちしております。

 ぉ、そうでした。お仕事は御漁師でしたねすっかり忘れておりました。こんな片田舎の一賃貸物件のお話などしておりますとお父様に怒鳴られてしまいますね。どうも申し訳ありません。

マンション設備「マサカ」の話―設備トラブル相談のQ&A建築/設備「マサカ」の話。戦国武将「まさか」の凄い戦略―知将はいかにして生き残ったか? (知的生きかた文庫)

女性にとってまさかの時代 ですが、まぁ、世は何が起こるかわかりません。生きておりますうちには「まさか」なんてことがたくさんございますものね。男は女にはかないませんが、女性の生き方も大変な時代になったものでございます。

 もしや漁師を辞めて猟師に職業替え・・・ぁ、そんなことはないですね。そうでございますね、冗談なぞいっている場合ではございません。勇気ある漁師の新次様においてはそんなことは絶対ないと思います。

 初江様も一等賞を獲得された立派な海女さんでございました。どうも、かさねがさね申し訳ございません。

退去通知が203がなくなって303に貼られたポスト2-2009-05-18 まぁ、友人、知人、親類縁者さまが当地域にお暮らしになることなどがもしもありましたら、これをご縁にぜひ一言、激励会のときにでも当賃貸物件のことなどをお話くださればと思います。

 いろいろと、しつこくて申し訳ありません。なにしろ、いまは経済状況が大変なもので空室を無くすために、小さなことでも営業に結びつけておかねば生き残れないものでございますから。どうぞお許し下さい。ぇ、はい、いまのところ4部屋となっております。

 貴重なお時間を長々とおつき合いして頂き申し訳ありませんでした。どうもありがとうございました。最後に、お二人に幸多きことを願っております。ぁ、お父様にもよろしくお伝えくださいませ。

男の作法

2009 - 06/20 [Sat] - 23:59

梅安最合傘―仕掛人・藤枝梅安〈3〉 (講談社文庫)鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

 池波正太郎の小説は若いころよく読んだ。きっかけは、『仕掛人・藤枝梅安』だった。それまでは、大藪春彦のハードボイルド小説にはまっていたけれど、仕掛け人シリーズは江戸時代のハードボイルド小説だった。

 そのころ知り合いの女性がやはりファンで「池波小説は読む映画と言われているのよ」などと言い、池波正太郎談義をよくしたことをいまでも青春時代の記憶として残つている。「女とは不思議な生き物よのう」と、鬼平がしみじみ言ったことも・・・・。

男の作法 (新潮文庫) ◆男の作法 (新潮文庫)

 「人間というのは、善いことをしながら、悪事をなし、悪いことをしながら、善事をなす、不思議な生き物だ」『剣客商売』『鬼平犯科帳』によく出てくる一文で池波正太郎自身の人生から生まれてきたものだと思う。

 職業、食べ物、お寿司屋さん、お蕎麦屋さん、住居、お金、親について、女の付き合い方、性について、生き方、死について、などなど男が生きていく上で起こるさまざまなことについて「粋」な生き方を教えてくれる。

 でも、そう生きられようにない。建設屋さんや不動産屋さんとお話をするときなど「粋」な受け応えをしてみたいのだけれど、なかなかできないので困ってしまいます。そういうときは、まぁ、無の境地にでもなって素直な気持ちで話をするしかないと思つています

読了日:05月06日 著者:池波 正太郎

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