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幻聴

2010 - 02/28 [Sun] - 17:06

生ビール乾杯 ぅ~ん、たしかに聞こえたんだ。なぜ、あんなことが聞こえたんだろう。ときおり、ふと、思い出す。

 その日、いつものように生中の乾杯で始まった。不景気だと云うのに居酒屋には入れ替わり立ち代りお客が出入りしている。そんな中に起業家夫婦と一緒に飲んでいる自分がいた。斜め右向こうのテーブルには6人ほどの男女が飲んでいる。

いいちこ その中の一人が、確かに言った。

 「○○○が死んだんだよ」

 ○○○とは自分の名前である・・・・。そのときは、いいちこのボトルの中は半分以上減っていて、けっこう酔いがまわっていた。なに?なぜ自分の名前が出てくるのだろう。

 それを聞いた自分は。とつぜん背中を突付かれたときのように、背筋がピンと伸び思わずその言葉を発した人を見た。年は30半ばの会社員風の男性である。その方はまったく見知らぬ人だった。

居酒屋灯り 和風の灯りをぼんやり見つめる。ほのかに揺らいでいる。

 「ぁのさ、今、あの人が○○○が死んだって言わなかった?というか、聞こえなかった?」
 となりの彼は、ちょと一呼吸おいて
 「聞こえなかったよ・・・、なぁ。」
 と、彼の奥さんに問い掛ける。
 「同姓同名の人って結構いるよね・・・。」

 たしかに、行きつけの病院で同姓同名の人がいて受付では必ずといっていいほど生年月日を聞かれ確認される。たぶん相手も聞かれていることだろう。男性らしいということまでは分かっている。

つきだし 「ぁ、そういえばこのところ確認されないんだよね。もしかしてその○○○さんが死んでしまったのだろうか。もしかして、あの人たちは病院の関係者?いや、見たことないなぁ。なぜ自分の名前が・・・○×△□※」
 などと、ひとり言のように酔いも手伝って喋りつづける。

 となりの夫婦はチョト引いている感じも受ける。確かにそうだ。自分は幻聴でも聞こえたのだろうか。ことのとろ、芥川龍之介文学に、はまっていたからなぁ。彼はなぜ死を選んだのかそれを知りたかった。

 と、このことを思い出しながら読書にふける。今日は、朝から冷たい雨が降る日曜日である。今日も、いや、きょうは、兄とお昼頃から薪ストーブの前で一杯飲むことになっている。

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