旧ブログ名「賃貸マンション経営はるかなる道」

  硝子戸の中のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 読んだ本(賃貸・お金・他) > 10月読んだ本読書メーターと夏目漱石  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

10月読んだ本読書メーターと夏目漱石

2009 - 11/23 [Mon] - 11:12

2009年10月の読書メーター2009年10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3198ページ

 10月は14冊。忙しい、忙しいと言いながら3日に一冊ペースで読んでいる。勤務日は、お昼休みと食堂での夕食の後の休憩と、お風呂で読書、寝るときにも読書。

 ぁ?読書ばかりしているので忙しいのでしょうか?

 グラフを見ると、前半は夏目漱石を読みふける。漱石さんは簡単に言うと暗い!『坊ちゃん』を読んだときのイメージと全く違った。そこで、『坊ちゃん』を読み直し、漱石さんの文学にはまっていく。

 でも、後半になると成功本や自己啓発本を無性に読みたくなる。なぜか、文学なるものを読んでいるとこうなるのである。

 とりあえず、夏目漱石だけまとめておこう。



■それから (新潮文庫)

 実家から生活費をもらい使用人を使い見合いを断り続け心の奥では世の中を冷笑しながら生きる”道楽息子”が30になって、愛の告白をする。それは親友の妻だ。

 前半、漱石文脈(精神論)にくじけそうになるも、その告白場面からはどんどん引き込まれ、我が身は問われる。父に激怒され断絶だぞ、どう親友に話すんだ、世間の非難に絶えられるか、愛か現実の生活か、いまさらおどおどするな、と。

 そして、愛とは死を覚悟することと決意する”女性”を守れるのか、と。物語は怒涛の終焉に・・・こ、これが夏目文学なのか。


読了日:10月05日 著者:夏目 漱石 読書メーターの自分の感想文より引用

 このラストには驚きました。まるで、ハッピーエンドじゃないんですから、そして、どうなってしまうの、どうするんだろう、きっと頑張って生きていくんだろうなぁ、でも現実は厳しいし・・・なんて、いろいろ考えてしまうのでした。

 これは、次の続編と言われる『門』を読むしかありません!


 ■門 (新潮文庫)

 夫「宗助」妻「御米」二人は重い過去を背負いながらも崖下の小さな借家で日が暮れるとランプの灯りで寄り添い語らい二人だけの世界で寂しく睦まじく静かに暮らしている。

 弟が下宿を始め、御米の大病、大家さんと仲良しに、二人の過去、親友の突然の出現、そして、禅寺にいったりして、『それから』のように驚愕のラストが来るのではと読み進む。

 が、「春が来たね」「またすぐ冬だよ」みたく、結局何にも変わらず終わってしまった。う~っ、こ、これも夏目文学なのか。恥ずかしながら御米さんにほんのり恋心。次は『こころ』


 読了日:10月13日 著者:夏目 漱石 読書メーター自分の感想文より引用

 
 御米さんが眠れなくて深夜に、暗い家の中をひとまわりする場面がある。なにかがおこるのではないかと、ゾクゾクしながら読み進む。漱石文学の描写では怪談話のように思えるこういうところが時々出てきて、とても怖い。読者は御米さんの目となり心になって一緒に歩いているようだ。ろうそくに照らされる暗い真っ暗な家の中。

 それにしても、ラストが普通に終わって拍子抜け?でも、後味は悪くない。あぶなっかしいけれども、二人の静かな生活が続くからいいかな、きっとうまくいくよ、大丈夫だよ、なんて、思えるからだろう。これも漱石文学なのかと、ふと思う。

 この小説で面白かったのが、主人公は賃貸に住んでいるということ。築何年かは不明だけれども、雨漏りなんかしてけっこう古いようだ。

 そして、なんといっても崖下直下にある。そして、日当たりも悪いようだし、風とうしも悪いようだ。立地はとても悪い。だから、家賃も安いと思われる。そんなところで世間と隠れるように慎ましく暮らす夫婦がいる。

 大屋さんは、崖の上に大きな家があって、話好きで弟を書生にするといったように、けっこう面倒見もよい。それに、雨漏りもすぐ直してくれるようだしメンテナンスもすぐにしてくれる。なかなか良いオーナーだ。


 


 ■こころ (集英社文庫)

 三角関係のような事は色恋にしても仕事上の事でも明治も平成の世でも同じなのかな。相手を思いやりつつもやはり自分の利益を考え、悩んだり、後悔したり、嘘言ったり、裏切ったり、出し抜いたり。

 人間の本質を淡々と語りながら夏目漱石はとことんまで人(特に男)を追い落とすんだね。人間の醜さ、愚かさ、悲しさ、寂しさ、ぁ~太宰さんも読んだんだろうね。

 夏目さん自己啓発本や成功本のような生き方はできなかったのでしょうか。単にお金に不自由しないもとに生まれたお坊ちゃんの戯言・・ぁ『坊ちゃん』を最後に読もうか。何か希望が見えるかも。


 読了日:10月21日 著者:夏目 漱石 読書メーター自分の感想文より引用



  この主人公は、当初この先生に一目惚れ?なにやら怪しいストーカーのような行動をとって先生に近づいていく。ウザイと思うような彼をこの先生は素直に?受け入れていく。ちまたでは、同性愛の小説として見られているようだが、そう思われてもしょうがないかも。

 でも、話が暗い。

 ロンドン留学した漱石さんは、文明の発展後の世界をロンドンの人々や町並みに見た。それは、人間の限りない欲望の果てに終焉した世界だったという。まるで、モノが溢れているのに病んでいる今の日本を見ているような世界だったかもしれない。

 そのころ、日本では、まさに明治の文明開化の時代であった。

 文明開化の果ての姿を見てしまった漱石さん、少々精神的にまいってしまって日本に帰ってきたとか。きっと思慮深い真面目な人だったかも・・・。




■坊っちゃん (角川文庫)

 「狸」「赤シャツ」「野だ」「山嵐」「うらなり」・・・。自分の職場にいる人間の顔を思い浮かべて「ぷぷっ」今の世でも、どの職場でも、変わらない人間社会。などと思い笑いつつ軽快に読み進む。

 漱石さん、今の世でも読み継がれる楽しい小説を書いていたんですね。『坊ちゃん』は39歳。そして、『三四郎』 41歳、『門』43歳、『行人』46歳、『こころ』47歳、『道草』48歳、『明暗』未完のまま49歳で永眠。だんだん辛く侘しく寂しい小説になっていく。

 漱石さん『坊ちゃん』で終わりと思ったけれど『行人』と『道草』も読むことにします。


 読了日:10月25日 著者:夏目 漱石 読書メーター自分の感想文より引用

 

 なんだか、小説家って、ようするに「人間」としての生き方を描いていくと、結局のところ、現実社会で生きるには偽善と虚構と裏切りの社会でしか人間は生きられないという結論になってしまうのだろうか。

 子供の頃、この夏目漱石の小説を読んだ太宰治はどう思ったのだろう。そして、やはり、太宰も人間の理想の生き方とのギャップに苦しみながら小説を書きつづけたんだ。

 などと、最近思っている。



揺らぐマンション倒産した夢 いろいろな事業を立ち上げて真っ当な商売や仕事をしようと思っても、苦しみつづけることになるだろう。たぶん、出家して禅のような世界に行っても人間である限り同じことだろう。

 そういうわけで、今日はこうしてブログをタラタラと書いて、そうして読書でもして、しずかに心を静める日にしようと思っている。

 マンションのお掃除は明日にいたしましょう。
関連記事

トラックバック

http://set0605.blog67.fc2.com/tb.php/1273-13aa8278

 | HOME | 

最新記事

過去のログ

@激安・割安・おすすめ商品@

カテゴリ

リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

QRコード

QRコード

硝子戸の中(うち)

硝子戸の中 (新潮文庫)

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

ジオターゲティング

参加中

ブログランキング・にほんブログ村へ

読書メーター

haruさんの読書メーター
haruさんの読書メーター
haruの最近読んだ本
haruの今読んでる本

カレンダー(月別)

06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

ブログ検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。