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耐圧盤打設と公社面談

2006 - 09/05 [Tue] - 19:58

 今日は、残暑気味の暑さになりそう。湿度があまり高くならないだろうから、真夏みたいにはならないだろう。朝、耐圧盤と言われる部分の型枠を激写。綺麗だね、まっすぐだね。耐圧盤は、建物の底への、地下からの圧力を受け止める役目らしい。

参考サイト  現場実況中継/地下OUB工法 耐圧盤の配筋スタート





今日は、公社(公庫ではなかった)の方が融資や契約のことで、来ることになっている。なので、仕事は半日で帰宅。写真は、お話が終わった帰る際(3時50分頃)に取ったもの。すでに、コンクリ打設は終わっていて、後は固まるのみ。現場は誰もいなかった、今日は5時から着工式だからね。




◆ 住宅改良開発公社って
 
住宅開発公社って、とても堅物で怖い、お役人さんみたいな・・・感じがしていた。今日来た担当の方は、自分より、3つ上のおじさんだった。ネクタイとスーツに身を固めていて、暑い地域では大変だろうなぁ。我が家の座敷は、扇風機もいらないくらい、今日は涼しい。

 挨拶をし、名刺をもらって暫く話しをすると、すごく気さくなおじさんだった。そして、なにより安心したのは、この事業は公庫に対して公社と自分が一緒に事業をしていくと言うこと。なんだか、心強い気がする。だから、検査もそれなりにするし、資金の面も自分(オーナー)に有利になるように考えてくれると言うことだ。

 工事期間中の公庫に提出する書類や、委任状やら、何枚もの資料がいっぱい出てきた。一通り説明の後、実印を付く・・・・・・・・って、凄い量であった。手が痛くなった。これだけの、金額、建物、ですから、印の数も多くなります。そう経験できないことです、みたいなことを言う。なるほどその通りだ。

 公社の担当者は、以前は住宅金融公庫にいたという。全国へ転勤、転勤の連続で、地元に帰ってこれたのは20年の歳月を要したという。でも、暫くしたらまた転勤・・・・親のこともあってそれを断り、住宅改良開発公社に入ったのだという。みたいな、話もしたりして・・・・。

 2時間近くは、あっという間に過ぎた。公社担当者は、電車で来たので、駅まで大阪さんの車で送り迎えをしてもらう。予定の電車に遅れてしまったとか、帰りは9時頃になってしまう見たい。次の良い時間の電車に、間に合うと良いんだけど。気を付けて帰ってね。

次回、合うときは、建物が完成したときだそうだ。


さぁ、着工式に行かねば・・・・忙しいなぁ、き、き、緊張するなぁ。
とりあえず今日の日記はここまでにしておこう、疲れた。

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着工式

2006 - 09/05 [Tue] - 21:12

 ついにこの時が来てしまった、5時にABC建設本社に到着した。ここに来るのは、1年ぶりだ。玄関で、大阪さんが出迎えてくれる。Vサイン!自動ドアを入ると風除室みたいなところで、スリッパに履き替える。(こういうのは、珍しいよね。)そのスリッパも、アットホーム的な、うちにもあるみたいなスリッパである。


 中にはいると、社員の皆さん全員が出迎えてくれる。恐縮至極・・・・・ありがとうございます。2階の、応接室に入る。去年、社長さんと初めてあった応接室の隣だ。緊張している、凄く緊張している。ぁ、メガネ(老眼鏡)を忘れた。B5原稿の字はちょとかすれてしまう。でもね、用心のためにフォント14で印刷した用紙を持ってきてあったのだ!しかし、2枚のところが5枚めくらないといけない。

 などと、大阪さんと話しをしていると、 ABC建設の常務さんを紹介される。常務さんは、自分より年上と言うことは確かである。きっと、先代の社長と苦労してきたのではないだろか・・・みたいなことを、ふと思う。よろしくお願いします。

 用意ができたようだ、(その前にトイレに行く)大会議室へ案内される。その部屋は、この字型に机が並んでいて、職人さんたちとABC社員さんが対して並んでいた。バッくン・バッくン・・・心臓が躍る。

 大阪さんの「開会の辞」から、始まった。さすが、大阪さんうまくまとめているね。聞いていて思った、自分の挨拶にうまく通じるところがある。流れが、いい感じ。大阪さん、去年からいろいろ苦労したもんね、お互い・・・・・。ふと、思い出にしたる。

 続いて、常務さん。挨拶は苦手だと応接室で言っていたが、なかなか弁達者ではないか。原稿も読まずに、次から次へとスラスラと話が進んだ。

 次は作業所長の下田さん挨拶、ぉ、緊張しているね。でも、なかなかうまいよ。下田さん、素直でいいなぁ。でも、あまり緊張すると、自分も緊張してくるような気が・・・・・。

 続いて、設計の谷崎さんは慣れているせいかスラスラと話が進む。そして、谷澤さん(仮名)。谷澤さんは、工事課のマネージャーなる方で、要は下田さんの上司と言えばいいのかな。(でも、若い)工事中の全体的なことを見てくれる。谷澤さんとは、ABCマンションで初めてあった現場監督さんで、私のくどい突っ込み質問にも一生懸命答えてくれた。ふと、一年前を思い出す・・・・。

 次は、職人さんたちの挨拶があった。集まっているのは「仮設工事(足場)」「鉄筋工事」「型枠工事」「コンクリート工事(生コン)」「タイル工事」「防水・塗装」「ユニットバス工事」「電気工事」の皆さん。ぁ、設備屋さんがいないけど・・・ま、いいか。慣れない?せいか緊張気味に感じられる。でも、一生懸命してくれることが伝わってくるから、嬉しい。よろしくお願いしますと返事をする。(もっと大きな声で言えば良かったと悔いが残る。)

 それから、設計コンセプト、工事概要、作業所運営説明、工程説明などなど、式次第が進んでいく。って、「お客様挨拶」が近づいてくる。バックンバックン・・・・あいかわらず心臓が。こりゃぁ、長生きしないに違いない。そして、谷澤マネージャーさんが「魅せる作業所作り10ヶ条」を読み上げた。次が、自分の番である。大阪さんが自分が挨拶をするのを告げる。

 ついに来た、まな板の上の鯉だ・・・・観念したように、おもむろに立ち上がって、ゆっくり原稿を広げ、ゆっくりと少々大きめの声で読み始める。その原稿を、ここに、記しておこう。7分を4分に縮めたものだ。ほんとは、7分でも言い足りないことがいっぱいあったんだけどね・・・・・。




 本日は、お忙しい中を、お集まり頂いて誠にありがとうございます。先ほど、大阪さんから紹介して頂いた「nori」と申します。こちらが妻の「513」であります。

ペコリ

 ここで、皆様とこうしてお逢いすることになるとは、1年前のお盆の頃は、まったく想像していませんでした。現在、工事をしている土地は、売るつもりでいたのです。農業はもうしませんし、休耕地の隅に家で食べるぐらいの、少々の野菜を作ってはいたものの、毎年、一反部近い雑草との戦いに明け暮れるのに疲れていました。
 
 それと、長男が大学に行きたいと言い出しました。ほんとに行きたい、ほんとうに勉強したいなら、行かしてあげたい・・・・親心。奨学金をあてにしても、まだ足りない大学資金。大学進学のためにお金がこんなにいるとは・・・想像を遙かに超えていたのでした。 こんなことから、田んぼを売るしかないと決意したのです。

 しかし、ある不動産屋さんから、賃貸経営という事業を進められたのです。賃貸アパートや賃貸マンションなどというものは頭の片隅にもなかったのです。それからというもの、私の人生が大きく変わってしまいました。

 確かに、私の土地は立地的に賃貸事業には良いところかもしれません。自分も良いところに住んでいると思っています。しかし、事業として考えると考えられるリスクが、次から次へと出てくるのでした。建てるなら、基本がしっかりしている、鉄筋コンクリート賃貸物件、1本に決めたのですが、10年後、20年後、30年後、いやいや50年後の建物や世の中はどうなっているのか、事業はどうなっているのでしょう。

 そこで、暇さえあれば、・・・・地区のアパート、マンションを見て歩きました。そして、本を読み、資料を作り、ネットなどでも情報をあさりました。しかし、・・・・わかりませんでした。当たり前と言えば当たり前です。誰にもわかりません。

 そんな中で、ABCの皆さんとABC社長さんに出会ったのです。社長さんとの初めての出会いは、去年の10月7日でした。沈丁花と金木犀の話しで始まり、植栽の話しで盛り上がってしまったのです。他の、建築屋さんは、緑や花のあるマンションと言っても、話に乗ってくれません。しかし、社長さんは、緑や花のあるマンション、それは良いですね、ここにも緑を植えましょう、ここにも、ここにも、一緒に「街づくり」をしましょう。「街づくり」なんて言われたのは初めてでした。道路入口にあるアプローチ看板の横には、沈丁花の花が咲くことになっています。

 それから、ABCさんを選んだ、もう一つの理由があります。隔月に発行されている、ABC通信の「ズームアップ技」というコーナーで、建築に携わる職人さんたちを紹介している記事があって嬉しくなりました。私も以前、電気工事屋をしていたので職人さんたちの世界と少々縁がありました。ですから、こうして職人さんたちを紹介しているのが嬉しかったのです。記事を読んでいると、ABCさんは、職人さんを信頼して、そして、大事にしている。それから、職人さんたちはABCさんの現場で、十分職人技を生かして働いている。プロとして自分の仕事に自信を持っている職人さんたちが、自分のマンションを造ってくれると思ったのです。

 社長さんや大阪さんをはじめ、ABCの皆さんは、パワーあふれ、努力し、とても勉強をしながら頑張っています。20年、50年先のマンションは、タイムマシンで見に行くのではなくて、作っていくものだと、気がつきました。その為には、ABCさんと、皆さんのような職人さんたちと、一緒に事業をしていくことが、最善だと言うことに気がつきました。基礎が丈夫で、美しく立派な、マンションを造ってくれると信じています。

 最後に、完成の日まで怪我をされないように、十分気を付けて、毎日のお仕事をしてください。怪我をされますと、自分だけでなく家族にも職場にも影響が出ます。安全第一! で、よろしくお願いします。

ありがとうございました。

皆さん、拍手をしてくれた・・・・。
ぁあ~、終わった。『今日は長い一日だ』・・・・ふと思う。

 続いて、記念撮影である。この辺に来ると、気が凄く楽チン楽チン。ルンルン気分で撮影、無事終わる。良い記念写真ができた、こんな写真、生きていたって、普通に無い。(うまく言えない・・・・。)


 最後に、職人さんたちが一人一人、名刺を自分に渡して会場を後にする。まるで、結婚式披露宴の最後に花嫁花婿が立っているみたいな・・・・。皆さんにほんとは一言ぐらい話しをしたかったんだけど、「よろしくお願いします。」で、終わっちゃったな(悔い)。でも、鉄筋やさんには「美しいですね。」と思わず一言でた。ぁ~、鳶の年賀工業さん(仮名)にも言えばよかった(悔い)。足場は、建物が完成すれば、なくなっちゃうけど、なければならない建築物なんだよね。

 会議室で、ABC建設さんの皆さんと談笑する。なんか、凄く、ホッとした。帰る用意をして、会議室を出ると、そこには社長さんが立っていた。「ぁ、社長!」思わず叫ぶ。最後に社長さんに、会えたのは嬉しい。この日があるのも、社長さんがいたからこそである。でも、社長さん、少し痩せた?ちょと、無理しすぎてんじゃないの?みたいな、気がしたけど・・・・。

帰り道、今日は長かったよなぁ・・・・妻も同感なり。
って、この日記も長くなっちゃったよなぁ。

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